サルダーニャの廃墟
修道院ホテルの「カリオン・デ・ロスコンデス」(南側の赤いマーカー)から北西方向の街「Saldaña(サルダーニャ)」の廃墟です。サルダーニャは木造の回廊で有名な街とのこと。中世の雰囲気たっぷりの小さな街です。位置関係は地図で確認して下さい。北側の赤いマーカーは廃墟「サルダーニャ城」の位置です。
サルダーニャの街の木造回廊はこんな感じ。「Plaza Mayor(たぶん)」を囲むように回廊が作られています。城塞都市では一般的な作りのようですが、現在も残っているのは希少価値なのでしょう。
街道沿いに発展した街でも雨除けで一階がアーケードで二階が居室みたいな作りはアジアでも見たことがありますが、城塞都市では広場をぐるっと囲むように発展するんですかね?
パンフレットで見たお目当ての回廊はなかなか見つからず、まぁこれでいっかと妥協w
そして街外れにある「廃墟」へ向かいます。「Castillo de los Condes de Saldaña」という名前があるようですが、すっかり崩れ落ちていて「残骸」となってしまっています。もっと早くから保存しておけば結構な観光資産になっただろうに。ヨーロッパではよく見る作りだったのであまり重要視していなかったのでしょう。日本でも歴史的な建築物が保存されないケースは多々あるので仕方ないとも思いますが、勿体無い。
タイトル画像の右端にかすかに見えているのがこれ。近寄ってみると壁だけ残ってる感じ。
中に入ってみても壁だけ。もう少し構造物が残っていると食指が動くんだけど、ちょっと残念な感じ。
廃墟らしいと言えば廃墟らしい廃墟でした。いや城だからw