死との約束

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1938年に発表されたクリスティの長編「Appointment with Death」の邦題、Wikipediaによれば、あらすじは「エルサレムを訪れたポアロが耳にしたのは、「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ。」という男女の囁きだった。 やがて、死海を舞台に殺人事件が起こった。」とのこと。

ドラマ版ではシリアの発掘現場で事件は起こります。そちらのあらすじはNHKのホームページによれば「シリアに旅行に出かけたポワロは、遺跡発掘をしているボイントンとその家族に出会う。夫人は金融街では知られた大物でばく大な財産を持ち、性格は尊大で、家族はいつも夫人の顔色をうかがっていた。ボイントン一家とともに発掘の見学に向かったのは、ポワロ、ボイントンの前妻の息子、医師、シスターと、途中から旅行作家の女性も参加する。その現場で殺人事件が起きる。」原作から大きくかけ離れてしまったドラマ版ですがこれホントにポアロである必要があるのかってぐらいの変わりようw

悪魔のような(乳母の証言)養親(母親:今回の事件の被害者)による養子の虐待が背景にあり、それも乳母にやらせて自分は手を下さないという狡猾さで。何人もの養子候補を「折檻」と称して虐待を繰り返します。最終的に3人の子供が残りますが誰も彼女には逆らえません。人間関係を整理しましょう、シリアで遺跡の発掘に携わっているのがボイントン卿でその後妻がボイントン夫人で事件の被害者、でも発掘の資金はボイントン夫人の資産(前夫の持ち株会社による)に頼っている。そしてボイントン卿の実子役にシャーロックで兄マイクロフトを演じる「マーク・ゲイティス」が出演している。それが今回このドラマを取り上げた理由。ちなみにこのマーク・ゲイティスはミス・マープルの「牧師館の殺人」にも出演しています。

今回も最後に関係者を集めて謎解きをするのですが、主犯二人とも毒物注射により自殺してしまいます。前回も書きましたが、この謎解き会を開催する前に是非持ち物検査を実施して欲しいものです。何度も最終盤で殺人に発展したり自殺されたりしています。そう言えばシャーロックでもメアリーが死んだのはシャーロックが過度に追い込んだ犯人が逆ギレして拳銃を発砲したためでした。ポアロもシャーロックも自分の推理に酔っちゃって、その強い自惚れにしっぺ返し食らってる。事件の概要は「死との約束 ネタバレ」でググって下さい。

そうそう、犯人の一人は「The Mummy(邦題:ハムナプトラ)」のジョン・ハンナ(主人公エヴリンの兄)が演じています。

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