ファイナル・シーズン

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Fringeのファイナル・シーズン観終わりました。最初から完結する予定で製作されているので、過去エピソードへのオマージュのような場面が多数散りばめられていたり、フラッシュバックで過去の場面が何度も出てきたりと、Fringeフリークには嬉しい演出がそこかしこに。

シーズンを重ねると、突然そのシーズンで打ち切りになったりするアメリカのドラマの中で、紆余曲折はあったものの、打ち切りかと囁かれながら、予算カットで話数が半分になりながらも、最後まで描き切ったFOXの執念を感じましたw

シーズン4の最終話近くで、シーズン5のエピソードを入れて、引き伸ばしを画策するプロデューサーの執念も感じたし、それでもシーズン4で打ち切りになっても不思議じゃない状況だったことを考えれば、4シーズン分の伏線や、謎が回収されていくのは、謎が謎のまま終わってしまう謎のドラマが多い昨今ではかなり満足がいく結果と、個人的には思った。

ただし、話数が半分になった影響か、オリビアとピーターの娘が突然3歳ぐらいで登場するし、「監視人」が侵略して来る場面や、フリンジチーム、レジスタンスなどの抵抗の様子は全く描かれず、24歳になった娘とピーター、オリビアが再開して親子の絆を確かめるストーリーもなく、遺伝的に親子だから通じ合う、みたいな解釈で話が進むのはちょっとなんだかなぁ、という印象もあります。

ビショップ博士が残したビデオテープも、アンバーの中に隠されているってのは良しとしても、複数に分割して同じところってのが納得いかないし、だったら同じものを何本も作って同じところか、複数に分割するなら保存先も複数だろって思うし。しかもビデオテープで指示される行き先はそれぞれ別なんだから、話数を減らした割に、ある1話を引き延ばしたような印象もあり、予算の壁はどこの世界でも厳しいんだろうな、思ったw

途中で、せっかく再会できた娘のヘンリエッタを敵に殺されちゃうし、このままだとちょっとかわいそうなストーリーに、ヘンリエッタを「エッタ」と呼ぶので、最初は誰のことかわからなかった。海外の名前の省略形はさすがにわかんないや、雅子が「チャコ」なのもわかりませんがw

最後の最後で、もう一つの世界が出てきたり、あっちの世界は「監視人」に侵略されていなかったりと、多少の甘さはあっても、これまでレギュラーだったキャストを時々出演させて、最後のお披露目ですって感じに見せているのは、製作陣が完結編だとわかってやっているから。この辺も個人的には好意的に受け止めたけど、それは人によっては違った印象を受けるとは思う。

久し振りに2巡目を観たいと思ったドラマだった。でも最初の頃の、FBI捜査官が登場するドラマって感じから、最後は何だかわかんないドラマになっちゃってますけどね。久しぶりに登場したブロイルズが、「ダナム捜査官」って呼ぶのが懐かしく、そう言えば最初はFBIとか出てきたよね、ってなった。ブロイルズ危うい状況もありましたが、最後まで生き残って、最後の戦いに貢献しておりました。

何はともあれ、ビショップ博士が、マイケルを連れて未来に旅立つことで、時間はリセットされ、2015年の監視人による侵略は無くなったので、オリビア、ピーター、ヘンリエッタの親子3人はセントラルパークで遊び続け、平和なまま自宅に戻り、そこへビショップ博士から届いた「白いチューリップ」の絵が入った手紙をピーターが開けたところで終わります。

めでたし、めでたし

【最終更新日: 2017年10月8日】
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