iPad Pro
先週の土曜日に衝動買いしたiPad Proですが、仕事でも使おうと思ったら、やはりAWSへssh接続するのは必須です。MacBook ProならOSXのターミナルからsshで簡単に接続出来ますが、iOSであるiPad Proにはターミナル相当のアプリは入っていません。アプリストアで探してみると、vssh HDとServerauditorと言うのがやりたい事が出来そうな雰囲気があるw
どちらのアプリも接続に使用するプライベートキーはiTuensを使用してコピーするのが便利みたいだった。vsshはメールで送ったテキストファイルを開いて、コピペでやる方法もあるってw
Serverauditorはプライベートキーの拡張子が.pemでもそのまま認識するが、vsshではアプリ指定の拡張子である.privateでないと認識されなかった。この辺のわかりやすさはServerauditorの勝ちかな。
拡張子さえ変更すればvsshでもプライベートキーを問題なく認識でき、AWSへの接続も問題なし。iPad Proがターミナルになった瞬間であったw
設定関連では高評価のServerauditorであったのだが、実際に接続して、日本語の含まれたファイルをvimで開いてみると、日本語と英数字が重なって表示される。日本語は英数字に比べて、だいたい2倍のスペースが必要なのだが(保存には2倍の容量が必要=double byte、今はunicodeなので本当は3byteから4byte)、日本語を単に文字数でカウントして表示スペースを算出してしまったようで、日本語の半分から英数字が重なってしまっていた。ここまではこっちのアプリの方が良い印象だったのに残念。
ということで、気を取り直してvsshに挑戦。拡張子を変えないとプライベートキーを認識してくれないのはマイナス評価だったけど、それ以外の部分は全く問題なく、日本語の含まれたファイルをvimで開いてもちゃんと混在して正しく表示される。日本語を修正することはほとんどなく、緊急時には日本語は直さないので問題ないとはいえ、やはり表示が崩れるのは如何ともしがたい。したがって、今回はvsshを選定する。
ちなみに、smart keyboardにはescキーやファンクションキーが実装されていない。ほとんどの場面で困ることはないけど、vimではescキーを多用するので、ちょっと困った。”ctrl + [”にショートカットが割当てられているいるので、それを覚えておけば大丈夫。
ついでに言っておくと、なんでもっと便利なエディターを使わないのかと言えば、メーカーでサポートをしていた頃、客先の環境は千差万別で自分が使っているツールが必ずしも手に入るとは限らない。なので、OS標準で入っているツール類でサポートをできるようになっておかないと、現場で困ることになる。
おすすめアプリとか、ツールとか、まとめサイトなどでは盛んにインストールを薦めているのだが、本当のサポートのプロフェッショナルなら、特定のツールに頼ったりすることなく、素の機能だけで問題を解決すべきであるというのが、どうでもいい持論ではあるw
iPad Pro購入にあたって、いろいろ調べていた時に、とある有名な方が執筆された記事に、「何に使うのかわからないESCキーやファンクションキーが惰性で採用されてきたが、smart keyboardでは、それが廃止された…」おいおい、今でもテキストコンソールではESCキーは現役で、無いと結構困るんだけど。
生まれた時からWindowsやMacのGUIで育つとこうなるのか。Legacyと呼ばれる世代にはびっくりするようなことが書かれているもんだよw