MediawikiのExtension:TopTenPages
今日もITネタです。MediawikiのExtensionシリーズの第二弾は「TopTenPages」その名の通りトップテンを抽出するための拡張です。左下に表示されるアクセス回数のトップテンです。Mediawiki 1.25以前では「人気のページ」という特別ページがあり、アクセス数順に記事が並んでいました。
Mediawiki 1.25以降はアクセス回数は標準機能から外れたので、HitCounterというExtensionを使って機能拡張が必要です。HitCounterはMediawiki 1.25でインストールする必要があります。
まずは設定から。Mediawiki 1.25以降なら以下の行をLocalSettings.phpに追加します。
wfLoadExtension( 'TopTenPages' );
TopTenPagesの使い方は簡単な方です。表示させたいページで以下のように記述します。これだけでトップテンを表示します。
<TopTenPages/>
表示数を変更したい時は、以下のように記述します。この例ではトップ5を表示します。
<TopTenPages>5<TopTenPages>
通常、一番アクセス回数が多いのはメインページなので、それ以降を表示したい場合には、offsetを使います。この例ではアクセス数が2番目に多い記事から順にトップ5を表示します。
<TopTenPages offset=1>5<TopTenPages>
ただし、このままでは表示順は2番目からですが、番号も2番から表示されてしまいます。この番号を1番から割り振るためには、LocalSettings.phpに以下の行を追加します。
$wgTopTenPagesStartAtOne = True;
Tsubopediaでは、右上のボックスの中に「よく読まれるページ」としてトップ7を表示しています。メインページを除外し、番号は1番から割り振っています。
直接ページに書き込むのではなく「よく読まれるページ」というテンプレート(Template:よく読まれるページ)を作成し、表示したい箇所に{{よく読まれるページ}}として読み込む形にしています。
<!-- =============== 最近のニュース =============== --> | {{メインページ/フレーム | title = よく読まれるページ | background = Bluebg rounded.png | image = News.png | imagelink = 特別:PopularPages | imagecaption = よく読まれるページ | content = {{よく読まれるページ}} | link = | id