金生遺跡
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北杜市考古資料館のあと、近くの縄文時代の遺跡である金生遺跡を訪れた。場所を地図で確認する。下の地図の真ん中の赤いマーカーが金生遺跡の場所である。北側(上)の赤いマーカーは北杜市考古資料館である。ここで中空土偶のちゅうた君が出土したということである。
ここには、かつて3棟の壁立住居が復元されていたようなのだが、現在は1棟のみとなっていた。竪穴に対する壁立ということのようだ。金生遺跡は、八ヶ岳の南麓のほぼ中央部にある、標高770m付近の尾根上に位置しており、縄文時代(後・晩期中心)のムラの跡と中世(戦国時代)の城館跡の一部とのこと。この遺跡は、配石遺構が特徴で、そのうちの1基は、幅10m、長さ60mに及ぶ大規模なもので、大小の石で構成されており、石棺状の石組・方形石組・円形石組などの施設が組み合わさって、それに立石・丸石・石棒などが伴った特殊な遺構である。この配石については、焼けた人骨が出土するとともに立石や石棒といった特殊的な遺物が多いことから、特定の墓を中心とした祭祀性の強い遺構であると考えられている。復元整備については、縄文時代晩期(約2,500~3000年前)の遺構を中心に再現し、タイトル画像のような整備が行われたようだ。
現地にはボランティアガイドが常駐しており、遺跡の説明を行うとともに、配石遺構の特徴や目的などを自説を織り交ぜながら熱心に解説していた。その熱量には圧倒されたのであるが、なかなか興味深い話ではあった。縄文時代を紐解くのは正解の無いことだけに困難を極めるというか、どこまで行っても答えが無く、謎が深まるばかりなのだが、それが縄文への旅なのである。
最終更新日: 2025年10月11日
