是川縄文館

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夏休みの旅第三弾3日目の最後は、二ツ森貝塚館から1時間(約45Km)ほどの「八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館」を訪れた。是川縄文館は国宝の「合掌土偶」で有名であるが、この日は東北歴史博物館の「世界遺産縄文」展へ出張しており「旅に出てます」表示となっていた。それほど残念で無いのは、夏休みの旅の最後に、その東北歴史博物館を訪れて実物にお目にかかる予定にしているからである。是川縄文館の場所を地図で確認する。八戸市の市街地の外れに位置しているようだ。下の地図の真ん中の赤いマーカーが是川縄文館の場所である。


史跡是川石器時代遺跡は、青森県の太平洋側、八戸市是川に所在する縄文時代の集落遺跡である。 本史跡は、時期の異なる3遺跡を内包しており、「円筒土器」の由来の一つである前期後半から 中期の一王寺遺跡、ミネルヴァ論争の舞台となった中期末の堀田遺跡、そして、植物質遺物や漆製品が数多く発見された晩期の中居遺跡と、それぞれ考古学史上で重要な発見があったそうだ。

世界遺産となった中居遺跡は、竪穴建物跡、土坑墓、配石遺構、送り場、水場など 多様な遺構がみつかっており、集落は、近くの新井田川に合流する南側の小川と 北側の谷、そこに挟まれた台地上に営まれた。台地には竪穴建物跡のほか、120以上の土坑墓が作られ、中には「赤染人骨」が埋葬されている。小川には、水辺の作業場が作られ、後に送り場となりました。送り場は現在、低湿地となっており、大量の堅果類の殻でパックされた木製品や漆製品が水漬けとなり、当時の形や色彩を保ったまま出土したそうである。種子・花粉・木材も保存されており、分析から当時の環境復元もでき、木製品・漆製品・土器・土偶などを含む出土品は、種類が豊富で完形率が高い亀ヶ岡文化期の一括として重要文化財に指定されている。

漆製品一つをとっても、素材となる樹木の育成から加工・成形、漆の採取・精製・塗り・ 硬化といった複雑な技術や、計画的な自然利用を読み取ることができ、中居遺跡は、ムラの周りにハラ(里地)を広げ、有用植物を育て、資源を入手して工芸的な道具を作り、送り場の祭祀(道具送り)や葬送をする、成熟した縄文文化の姿を伝える遺跡といえるのだそうだ。是川縄文館ではその漆器類も多数展示(タイトル画像参照)されている。

合掌土偶は不在だったが、「ストレッチ土偶?」は健在だったのでスマホのカメラに収めた。なんか腕を組んでストレッチしているように見えるのは気のせいか?

そして館内の「これカフェ」で、せんべい汁とおにぎりの昼食を摂り、南下して本日の宿である、岩手県のつなぎ温泉「ホテル大観」を目指す。実はこの日の予約を翌日と間違えており、宿泊予約が取れていなかったのを知るのはもう少し後のことである。(結局、この日もホテル大観の予約を取り、ことなきを得たのではあるが…)

最終更新日: 2025年9月29日

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