テザリングでVPN
外出中はiPadのSSHアプリでコンソールからマルチクラウドの管理を行なっています。「以前」はvSSHを利用していましたが、何かの理由で非公開となり使えなくなってしまったので、現在は「Shelly」を使っています。日進月歩のアプリ業界のこと、以前のアプリより断然使い易いです。「昨日の話」の続きでもあるのですが、マルチクラウド管理のセキュア化と簡易化を兼ねてVPN接続を利用していますが、iPhoneのテザリングの時だけ数分でVPN接続が切断されてしまう現象が起きていました。テザリングのまま動画を連続視聴するわけではないのでコンソールが数分使えればそれほど問題にもなりませんが、何事も理由がわからないと気になる性分なので調べてみました。全く同じ設定でUQ Wimax(いわゆるWiFiルーター経由)では切断は起きません。
VPNとして利用しているソフトウェアはSoftEtherVPNです。ググってみるとクライアントからのUDPを利用した高速化機能の影響でセッションが切断されてしまう事があるのでSoftEtherVPNクライアントソフトの設定でUDP高速化を無効にすると良い、などの情報が得られましたが、iPadのVPN接続はiOS標準機能を使っているので設定項目がありません。サーバー側に設定が無いかもググってみましたが、UDP高速化に使われるポート情報ぐらいしか出てきません。いろいろな条件を変えてテザリングでVPN接続を繰り返しますが、2分程度で切れることもあれば、5分以上切れないこともあるので、決定的な条件がわかりません。調べる方向はSoftEtherVPNの仕様へと向かいますが、テザリング以外では切断されないため、やはりテザリング周辺では無いかと思いますが決定打がない中、ヤケクソでiPadの画面ロックを無効にしてみたところ、切れなくなりました(笑)
どうやらiPad(iOS)としては、テザリング時は電力事情が厳しいという判断をしているようで、可能な限り電力消費を抑えるため画面ロックと同時にテザリング接続も一旦切断する、という仕様になっているようです。テザリング自身はロック解除で再接続されますが、VPNは再接続されないため、使う側からすると、数分でVPNが切断されてしまうように見えてしまっている、と想像しました。
とりあえずこの結論で様子を見てみようと思います。