Elasticsearch 6.8.11
2017年末に「2.4.6」から「5.6.5」へバージョンアップして以来の大幅バージョンアップです。Elasticsearch本体は頻繁にアップデートされていますが「5.6」系の安定感と日本語形態素解析に使用している「Sudachi」プラグインの対応状況もあり、ここまで比較的長く使ってきました。「2.4.6」の時も3年ぐらい使っていたと思います。まだまだ設定に手間がかかるのと安定感が必要なのもあり、検索系はそうそう頻繁にはアップデート出来ません。Wordpress用のプラグインは「ElasticPress」、Mediawiki用のエクステンションは「Elastica」「CirrusSearch」を引き続き使います。設定も「以前」のままです。
まずはリポジトリの追加から。方法はいろいろありますが今回は以下のようなコマンドで「elastic-6.x.list」を追加しました。
echo "deb https://artifacts.elastic.co/packages/6.x/apt stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/elastic-6.x.list
リポジトリの更新を行います。その後バージョンを指定(6.8.11)してElasticsearchをインストールし、バージョンも固定します。
$ sudo apt update $ sudo apt install elasticsearch=6.8.11 $ sudo apt-mark hold elasticsearch
インストールが完了したら、プラグインを追加します。使用するプラグインは以下の通りです。
$ /usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin list analysis-icu analysis-kuromoji analysis-sudachi ingest-attachment
「analysis-sudachi」は公式のリポジトリには存在しないので、ファイルでインストールします。プラグイン自体は「Sudachi」の公式からダウンロードします。
$ /usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin install file:///analysis-sudachi-6.8.11-2.0.3.zip
旧バージョンで作成済みのインデックスはクローズされているので、そのまま使う場合はオープンします。削除して再作成してもOKです。
$ curl -XPOST http://localhost:9200/<indices名>/_open $ curl -XPOST http://localhost:9200/_cat/indces?v